自作孵化器に受精卵を入れてみた日記です。

仕事

シエラレオネで養鶏ビジネスができないかと考え中。
養鶏ビジネスには2パターンありまして、
1.鶏肉を売る目的
2.鶏卵を売る目的

があります。

シエラレオネというか、今の自分を取り巻く状況

最初鶏肉を売る方が良いかなと思いまして、
でかくて成長速度が速い鶏の品種を考えていました。
しかし、シエラレオネの市場状況を考えると
鶏卵ビジネスのほうがいいということになりました。

シエラレオネでいい鶏肉を買うのは金持ちで、
一般市民が冷凍品の臭いブロイラーを買うしかありません。
肉販売ならブロイラーが良いのでしょうが、
卵は一般市民でも毎日のように購入しますので、回転が速いです。
さらに、シエラレオネの大部分が卵を輸入していて、自国で生産量が足りていません。
そう考えると卵ビジネスのほうが固いなと。

ただ、すでに手元にナイジェリアからいくつかの品種の受精卵が届いており
それを孵化させるべく動きました。

鶏の品種

今回の品種は
・AMO Noiler(以下ノイラー)
・Brahma(以下ブラマ)
・ノイラーとTurkenの交雑種

らしいです。
あとテスト的にシエラレオネの品種一種。
名前はなんていうのかわからないけど、シエラレオネではカントリーフォールと呼んでいます。
あと、ケブフォール。シエラレオネの鶏の中でも大きめの鶏。

全部肉用の鶏ですね。

優良鶏の受精卵を手に入れる方法

結局、シエラレオネで年間卵産出量の多い鶏が手に入りにくいので
コネのあるナイジェリアから受精卵を空輸してもらっています。
次回はレグホーンやロードアイランドレッドが手に入ることを願います。

受精卵は生んだ後2週間後から温めても大丈夫というデータがあります。
ナイジェリアから運びますけど、空輸で手荷物です。
ナイジェリアからシエラレオネに来る人にお願いして
機内持ち込み手荷物で運んでもらいます。
ハンドキャリーですわ。
一人100個くらいはいけます。
がんばればもっといけます。

鶏の卵向け孵化器をハンドメイドした

中国から卵48個対応の孵化器を買ったんですけど、
中継地のイギリスの税関で止まっています。
何しているのかわからないんですけど、
過去二回中国からものを送ってもこんなことなかったです。
Royal Mailってところで送ってもらったんですけど、
前回はUPS。配送会社を前のに戻そうかと思います。
今回値段高かったけどねぇ

というわけで、手元に孵化器がないからネットで見て自作です。

孵化器を自作してみてわかったこと

今いる場所は220vと100vが使えます。
40wの電球をサカイ引越センターの小さめの箱に入れて灯すと
220vでは箱の中の温度が40度を軽く超えます。

こらぁあかんわともっとでっかい箱を用意して
100vにつなげてみると、今度は温度が低すぎる。

100vと200vでは明らかに電球の明るさと温度が変わりますので、
YouTube動画をうのみにせずにきちんとテストして行いましょう。

36-39度に室温を保ちたいので、
40w電球を2つにして、100v電源につなぎます。

シエラレオネ独自の苦労なのですが、
どこの電気屋さん行ってもLED電球しかなくて、フィラメント電球がない。
電気屋さんコネクションで取り寄せました。
それでもあるのは40wのみ。60w、100wなどの選択肢はありません。

電線やソケットを買ってきて電線をつなげてビニールテープでぐるぐる巻きにします。
小学校の図工レベルな自分ですけどね。

箱の大きさがまだ大きいので、カッターナイフとガムテープで加工します。
ちょうどいい大きさにするのがかなり難しいです。
箱の中に敷居を作ったり、底上げしたりして箱の中の体積調整をしました。
温度計でその都度図りながら調整します。
箱を加工して温度計を入れて15-30分待って温度を確認し調整
これの繰り返しでかなり時間がかかります。
孵化器が手に入るなら購入することをお勧めします。
シエラレオネでは手に入りませんので。

なんとか箱の中の温度を36-39度、できれば37度に保つよう作成。
部屋の温度でも状況は変わるから、
発泡スチロールの箱がいいんだろうけど、
そんなものはこの国にありません。
めったに見ない発泡スチロールの箱。

だから段ボールでやってます。

ペットボトルをカットして水を入れ隅っこに置きます。
何もしなくても12月のシエラレオネの湿度は70%超えています。
一応水を入れておきます。
最適湿度は45%ってネットでは書いていましたが、
情報がいろいろなのでどれが正しいかわからず、
とりあえず湿度は高いけど無視していきます。

段ボール箱の中におがくずを敷いて、卵が転がらないようにします。

卵には12/4開始なので、4とマジックで書いて、
卵を回転させるのにわかりやすいようにABCと書いておきました。
一回で45度回転させてAに、また45度回転させたらB,その次はCという具合です。

シエラレオネ固有の問題点として停電が頻繁にいつ起こるかわからないという点です。
モバイルバッテリーのでっかいものに外出時はつなげること、
寝るときもモバイルバッテリーにつなげること

これが必須ですね。

そのほか、予備バッテリーを常に充電しておいて、
モバイルバッテリーが切れそうだったら
予備バッテリーからモバイルバッテリーに接続。

日本にいたらAmazonでぽちっと孵化器買うだけでいいと思うのですけどね。

シエラレオネはなんと苦労の多いことか。

シエラレオネで養鶏ビジネスチャレンジ孵化器自作日記

ここからは孵化器と卵の状態記録編です。

1日目

2023年12月4日 18:20 孵化器に卵投入。

温度の上がり方がいまいちなので、
箱を全部閉めて、布をかぶせて保温状態をよくしてみました。

12/5 朝6時 卵を回転させました。一日二回とネットにあったので、
朝夕卵を回転させてみます。ただ今卵は全部Aと書かれた面が上に来ています。

時折卵のポジションチェンジもした方が良いかなと思います。
とりあえず始まりましたのでちょくちょく温度管理に見に行きます。

結果

日記一日目からいきなり結果を書いている時点でギャグかと思われるかもしれません。
ネタやなくて、ずぼらなだけです。

結果は17日でなぜか一羽孵化成功。
21日でもう一羽、さらに3日後にもう一羽誕生。

終わり。

多くの卵が孵化失敗。
まだまだ未熟です。

もう少ししたら孵化器が届くので、
それで再検証したいですね。

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